戦いは始まっている

 今度の日曜日に対戦するチームの方と楽しくメールをする。試合前の航空公園練習に彼らも来るかもしれない。事前に僕らのへたれっぷりをお見せできるなんて、なんて運がいいんだ。と内心ほくそ笑みながら返信を返していた。当日が楽しみである。
 そういえば、今回は経験者がなぜかなぜか二人も欠席する。そのためにいままでやったことのないようなポジションをやらなければならなくなった秩父人さんや球団代表はストレスで胃に穴が開いたらしい。現在、二人仲良く病室でローゼンメイデンを読んでいるらしい。頭がおかしい奴らだと思った。僕のように安全に生活していればこんなことにはならなかったはずである。などと言いながら、今日から胃に優しい食事にしようと考えている僕であった。
 メールが一段落したところで、駅のホームにてS君に出会った。僕ら、実に8時間と3分ぶりの再会であった。懐かしさのあまり僕の表情は嫌悪で一杯といった感じになった。照れ隠しであった。試合の話など適当な会話をしながら帰宅する。彼もまたプレッシャーを抱えているようであった。どっかの『エロ写真』好きさえ来てくれればすべて解決するのにと「勝てばすべてが解決する!」と言ったカイジの心境であった。