もういっそ眠らせてくれ

 パソコン、パソコン…。
 今こうして日記を書くのに利用している自宅の父様用パソコンは、ノートン先生が鉄壁の防御障壁を張ってくれいています。しかしながら、こいつがなかなか不便な奴でして、僕の調べたいページがノートン先生の「子供が見るのにはふさわしくない」の一言でシャットダウンされてしまうのです。あまりにも無常にブロックです。冗談じゃありません。僕はやましい気持ちなんかでこのwebページを閲覧しようとしているんじゃない、と訴えても父様のパソコンは冷徹眼鏡の秘書タイプなので聞き入れてくれる訳も無く。設定を変えるパスワードは父様しか知らないのでプロテクトを突破することは叶いません。結果、僕に残された手段はハンケチーフを涙で湿らせることしかないのです。
 僕の相棒さえ帰ってくれば…そう自分に言い聞かせて退院の知らせを待つ毎日です。


 最後にノートン先生、これだけは言わせてくれ…



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