外出しない日は対外晴れ

 ポケモンばかりの一日でした。ネット上の知り合いからヒトカゲを頂いたりとホクホクのポケモンライフです。ちょこっと勉強もしました。あ〜古典って嫌い。


 晩御飯にお餅を食べると言うので、お雑煮作りの手伝いをしてみたり。野菜とこんにゃくに私怨はありませんが、家族と僕の食事のため、無情に切り刻ませていただきました。鶏肉は鳥肌が気に入らないので、肉の合間の脂を残さず愉快に切り落とす僕に母様も満面の笑みでした。お雑煮は美味しかったです。じいちゃんが明日にもお餅を2臼ほど送ってくれるそうなので、まだしばらくお汁粉やらお雑煮を楽しめます。暖かな愛に感動。


 晩御飯の用意ができる直前、リビングに何やら不穏な空気がたち込めました。誰かが喧嘩をしていたわけではありません。そこには異臭が渦巻いていたのです。
 なんというか、ケミカルな香りで、何か焦がしてやいないかと一家総出で家宅捜索を行いましたが、原因は不明。以前、近所で火事があった時に同じ匂いがしたということでご近所を警戒しましたが、火事の様子はなし。もしかしたら、僕が学校の実験室からこっそり持ち帰ってるあんな薬品やこんな薬品が漏れているのかもしれない、と焦りましたが、どうも匂いは僕の部屋から匂っている訳ではない様子。一安心ですが、安心できない一家。
 とりあえず、換気扇かけて窓開けて、冬の夜風が吹き込むなかで夕食になりました。鼻をすすりながらお雑煮をすする僕ら。鼻をたらさないことに一生懸命だったので、誰も大根やにんじんの大きさがひとつひとつ違っていることには気がつきませんでした。


 気がつくと異臭も消えていて、結局なんだったんでしょうか。謎だけが残りました。絵の具っぽい匂いなんですけどね〜。誰か分かりませんか?



 いつものように日記を書こうとしてパソコンを起動しても、タイピングする指が止まる。それは嫌なことがあった日です。感情にまかせて嫌なことを書き殴るのは簡単なことですが、そこで僕の指は止まるんです。
 この日記は本当にあった出来事が、カノソという架空人物のフィルターを通されることで沢山の嘘と妄想に包まれ、成り立っています。だから、本当の僕が考えないようなことまで、カノソは日常を感じ取り、文章にしていきます。
 僕にとって不快な出来事があった日。僕がそのまま書き殴ったものを、ここを覗いてくれている人達はどんな気持ちで読むことになるのでしょうか。不快な想いは伝わっても、それ以上はないように思われます。僕は不快に思ったことは『あ〜ムッとした!』で終わらせてしまうタイプなので、そこに改善の道はないわけです。
 そこで考えて見ます。
 カノソはそこでどう感じて、どんな行動をとるんだろう。カノソは自由な奴なので、きっと僕とは全く違うことを考えるはずだ。
 僕の妄想は加速して行きます。カノソとして究極の楽観思考の世界に旅立ち、それはそのまま文章になっていくのです。
 そこにはどんな受難もクスリと笑うカノソがいて、世の中を楽しむ姿勢で生きています。


 僕は日記に、腹がたったことをそのまま書くことはしてこなかったつもりです(たまにはあったかもしれませんが)。
 なんてことをどうして今書こうと思ったのか、その始まりを書いているうちに失念してしまいました。たしか上手い締めを考えていたはずなんですけど。
 思い出したらまた書きます。