晴れ

 職業適性試験の結果説明を受けてきました。僕はあらゆる職種において活躍する可能性をもつパーフェクト超人だそうです。
 残念なのは、その能力を活かすための能力が僕には欠けているということだけです。
 宝の持ち腐れ、猫や豚に小判とか真珠とか、全く持って『無意味』なのでした。
 人生上手くいかないものだなと思いました。
 帰りにアニメイトによって将来への不安で溜まったストレスを間違った方向で大いに発散してきました。分かっているんです、こんなことをしても余計に社会不適合者の度合いが上がるだけだとは。
 でもやめない! それが僕のジャスティスですから!


 電車に乗る際、優先席付近にいくことが多いのですが、神経質な僕には最近気になることがあります。
 優先席に腰掛けている人や、前で釣り皮につかまっている人が携帯電話を弄っている姿を良く見かけるのです。それはもう「眼前は総て下郎」とでも言いたげな勝ち誇った顔でです。
 携帯が一般的になり始めた頃鉄道側は、ペースメーカーに悪影響を及ぼすなどの理由で電車内では電源を切ることをお願いしていました。それも携帯の流れに負け、優先席付近だけは電源を消して下さい、と妥協されています。
 これは命に関わる問題です。携帯ごときのために身の危険を感じる人がいるのだということを、優先席に座ってコンパの約束に躍起になっている健康そのもののお姉さんは知らない訳ではないと思います。
 まあ僕は世間に疎い人間です。いや皆さんと同類の人間だと言うことに躊躇い感じるほどに賤しい存在です。もしかしたら、もう世の中に出回っている携帯電話はペースメーカーに影響がない、もしくはペースメーカーが携帯の電波に影響を受けないような進歩を遂げているのかもしれません。
 それはそれで良かったと素直に喜びましょう。
 でも、あんなにでかでかと書かれている注意書きを見ると不安な気持ちになります。せめて、優先席の傍にいる間くらい、あのくだらない端末を弄るのはやめませんか? とか、思ってしまいます。
 ごめんなさい。社会常識なんて持ち合わせていない下賤のモノの戯言です。笑い飛ばしてください。