ぽろぽろこぼれる

 体温より熱い塊が鼻の奥からせり上がり、やがて世界をにじませた。
 小石はアイマスが好きなままでいい、係はそう言って僕を慰めてくれたのでした。
 ありがとうと言いたかったのに、背中を擦る係の手に合わせて鼻水を鳴らすことしか僕にはできませんでした。


 係のスーツ姿


(*´Д`)ムッハー!


 なんか学会があるとか、スーツで学会にでるとか色々聞いていた僕は行動を起こしました。
 もはや隠す必要もないくらいにアイマスと係が大好きな小石こと僕ですから、こんな好機を逃すわけにはいきませんでした。
 何といっても、疲れた係が! スーツ姿ですよ!
 生唾が2リットルペットボトルで受け止めきれないくらいあふれ出るってもんです。
 係と今日遊ぶ約束をとりつけ、僕と志をともにする同士達(エイト、秩父人、NNN)にも連絡をとり張り込みました。


 係の家の前で


 ビデオやら


 カメラを構えて


 撮れました撮れました。いい画が撮れましたとも。
 もう生涯おかずには困らないかもしれません。
 照れた表情が堪りません。
 こんなことだと思ったと笑う係は、お天道様より輝いて見えました。


 なんて冗談をかましつつカラオケへ。
 シダックスは意外に混んでいてたので、待ち時間を利用してエイトと係と3人でアイマスSP事務所モードで楽しみました。
 不思議です。あれほど怖かったアイマスが極自然に起動できてしまったのですから。
 やはり係はすごいなと思いました。
 ちょうどオーディションが始まったところで部屋に案内され、PSPで各人アイドルに指示を送りながら店員のお姉さんに付いていくのでした。
 それがまた気持ちいいのだから仕方がないです。
 カラオケ本編、前半戦は対リア充風味と見せかけての、俺だけ知ってる曲の応酬。
 後半戦、係がそのポテンシャルを大いに発揮。
 夢のようなアイマスメドレーが始まりました。
 選曲はアイマスをまったく知らないNNN氏。
 一曲目に団結をチョイスするのだから流石です。
 僕も係のアイマスフィーバーに便乗して超新星爆発程度に弾けてきました。
 大いに盛り上がった後半戦でした。
 後半1時間は僕と係しか歌っていなかった気がしますが気のせいでしょう。
 楽しかったです。
 ファンとしては失格かもしれないミスをしたりして、落ち込むこともあるけれど、私アイマスが好きです。―――小石


 アイマスはみんなを元気にします。
 アイマスは世界を救います。
 定額給付金を配るより、全国民にアイマスを配った方がいいです。
 DLCで経済効果もばっちりです。
 伸び悩むCD売上もがっつりです。
 世界に広がれアイドルマスター