世界に謝罪する

 今日も世界のどこかでは飢餓や病気や紛争の被害に苦しんでいる人が大勢いるはずだ。しかし、そんな大事なことに心を痛めることもせず,"コンピュータがどんな風に機能するのか"などと裕福ゆえに考えられるようなことを延々と勉強し続けてしまった。そうこうしている間にも生死の境を彷徨っていただろう人達を想像することもしなかった薄情な僕は、今になって申し訳ない気持ちで一杯になった。