楽しかった日は過去のこと

 昨日の日記からでは、あまり楽しさが伝わらないであろうことが今さっき読み返して分りました。申し訳ありません。
 とにかく、初日のスキー場でグラサンさんはこけ過ぎていたように思います。僕は彼が滑り出してしまわないよう全力で支えたりもしました。端から見れば抱き合っているようにしか見えなかったでしょう。誤解です。
 彼は僕と抱き合った状態で「ほんと申し訳ない。ごめん」を壊れたテープレコーダーの如くリピートし続けていました。面白いやつです。そんなことより早く離れて欲しくて欲しくて溜まりませんでした。
 グラサンさんに限らず、皆雪山に転がりまくりでした。僕も例外ではありません。ですが、誰も彼も、決して下手なので転んでいたわけではないのでした。ただ雄大かつ繊細な美しいパノラマな景色や、広くて視界に収まりきらないまるでハイビジョン放送のような青空を見ていたのです。より見やすいように寝転がっていただけなのでした。断じてそうです。
 僕は皆がお楽しみだったらしい夜はさっさと寝てしまい、朝の5時に起床し散歩をしていました。一人ぼっちで寂しかったです。起きてきたオーナーに2日間とも驚かれたのにはショックを受けました。次回は他人に合わせるというやつをやってみようと固く心に誓いました。
 旅行の話おしまい。


 お昼ごろに後輩に呼び出しを食らいました。怖かったのでチキンズメンバーに付き添ってもらい話しをしました。人と人の間に存在する『遠慮』というものは、意外に分厚いことをしりました。