対戦を申し込まれたわけですが

 チキンズの練習に行くと桜が少しばかり咲いていた。そんな二分咲桜の下、花見をしている渋い壮年男性の集団がいた。渋い人たちであった。
 そちらを気にも留めずに野球の練習をしていたのだが、おじいさん一人がこちらに歩みよってきたではないか。第一種接近である。緊張の面持ちで話しを聞くと、なんと試合の申し込みであった。なんとなくOKしている球団代表はなんと間抜けなのかと思った。
 聞くところによると、我々とともにノックを受けたおじい様は70歳周辺らしい。チキンズもアレくらいまで続く良い関係でいられればいい。そう思った。