冷や汗をかくと本当に体温が下がる

 八王子にもうじき到着という頃、僕のおなかが悲鳴を上げた。普段聞くことのない悲鳴であったが、何を訴えているのかは手に取るように分った。駅のWCにエスケープしようと一歩一歩進むのだが、その動作すらままならない。脂汗が噴出し、その場にうずくまりそうになるのであった。しかし、ここで動きを止めれば僕は一生立ち直れないであろうことを本能的に直感していた。全身から寒気がして、冷や汗が額をぬらした。
 もう不治の病にかかったんじゃないかってくらい辛かった。
 そんなこんなで、今日は一日腹痛に悩まされ続けた。朝は腸が痛かったので、最近書いた小説の呪いじゃないかと思った。午後は胃が痛かった。S水君が差し出してくれた胃薬がなければこの日記を書いていないだろう。大感謝。