おとぼけて

 駄目人間らしくお昼過ぎまで寝ていた。起きたらメールが来ていた。僕を困らせる内容であった。僕が駄目人間だったおかげで窮地を脱することができた。怪我の功名とはこのことを言うのであろうか。
 だが、今回はたまたま運が良かっただけである。お願いだから僕を困らせないで欲しい。僕は面白いリアクションが出来るわけではないから、おろおろするばかりで面白くもなんともない。それとも僕が泣きそうになっているのが面白いのだろうか。それは恐ろしい想像であるが、ありえそうであった。