昨日はごめんなさい

 ちょっとした事故で昨日は日記を途中で辞めてしまいました。なんのことはありません、あの話の落ちはタイトルに書いてあるとおりです。


 今日はWBP(私の びびり具合は )に向けたアイテムを購入する目的で僕とS水君、N村さんの3人は豊田で途中下車しました。事前学習がたりず始めての街だったため道に迷ってしまい、1時間ほど彷徨った結果スポーツ用品店を発見しました。
 店内に入って驚きました。それはもう見事な寂れ具合。ほの暗い店内の陳列商品には店の歴史を物語る良い感じなほこりが積もっていますし、約1割ほどの商品箱は風化して壊れていました。なんて心躍るお店でしょうか。入店時から目線そのものは寄越さないものの、鋭い視線をびしびし送ってきている店のおばちゃんも最高に素敵です。万引きするきなんて全く無かったのに逆に意識してしまいます。
 そんな緊張のなかで物色していると僕を呼ぶ商品がありました。それはまさに物の声でした。僕は呼ぶ声に導かれるままそれを手にしました。(誤解があるといけません。僕はやや変人ではありますが、変態ではありません。)
 それはブルマーでした。それはもはや二次元世界の夢物語、もしくはアブノーマルな大人の世界でエロエロな親父様がたのお楽しみでしかないと思われていた近代急激に失われてしまった絶滅種―ブルマーそのものでした。まさか、こんなところで本物のブルマーと遭遇できるとは思いもしませんでした。スピルバーグも真っ青です。
 個人的に保護するか、それとも国に連絡するべきかと色々検討した結果、そっとして置いてあげようという結論になりました。今までこうして静かに生きてきたのですから、我々がとやかくすることではないと判断したのでした。
 ブルマが2サイズあることと、上の体操服もばっちりあることを確認してから僕らは探検を続行しました。するとどうでしょうか、再びの奇跡がこの店内に潜んでいたではありませんか!(誤解があるといけません。僕は変人でも変体でもない、いたって普通な一般庶民です。)
 それはスクール水着でした。それはもはや遠い過去の桃源郷、もしくはアブノーマルな(以下略)
 スク水は絶滅しているわけでも絶滅の危機に瀕しているわけでもありませんが、大人になると見る事ができなくなってしまうエルフなのです。子供の純粋な瞳でなければその姿は認識することができないのです。そんなエルフもといスク水にこんなところで再会してしまうとは思いもしませんでした。四月の雪だって霞みます。
 個人的に保護するか、それとも大きいお友達にネットオークションで売ろうか、色々検討した結果、そっとして置いてあげようという結論にいたりました。エルフは人が支配していいものではないからです。自由に水を泳ぐことこそ、彼女達の幸せにちがいありません。
 そんなこんなですっかり遅くなってしまったため、僕は何も買わずに店をでました。また来よう、そう思って場所を確認しようと振り返りましたが、店があったはずのそこはただ空き地が広がっているだけでした。あれは夢だったのだろうか、僕らは顔を見合わせて首を傾げるしかできませんでした。ふと指を見ると、人差し指にほこりをすくい上げたような汚れがついていました。もしかして、商品に積もっていたほこりでは?と考えた刹那、一陣の風が汚れを吹き飛ばしてしまったため、結局何も残らないのでした。