心に大ダメージを負った

 S水君が珍しく遅れてしまうそうで、座れなくなると困るというので快く授業の席取りを頼まれた。普段は逆に僕が席取りを頼むのが常であるから、たまには僕も頑張らなくてはならない。並み居る同業者を押しのけて最高のポジションを確保し、彼の到着を待った。
 授業開始後5分ほどで到着したS水君は僕を探してきょろきょろと視線を彷徨わせていた。僕も発見されるべくアピールをすると彼と目が合った。「約束は果たしましたぞ」とアイコンタクトするとS水君は後ろに回る。授業の邪魔にならないように後ろから来るとは、さすがはS水君だ、と思っていると彼は僕のいる列を通り過ぎて遠く離れた席に腰を降ろした。裏切られた気分で一杯であった。


 ホイホイさんをやっとプレイすることができた。最高だよ、ホイホイさん。我が家のPS2はCDは読み込みにくいのでなかなか開始しないが、一度動き出したホイホイさんの魅力に一人ヒートアップした。S水君の件は忘れようと思った。