眼球が破裂しそうな晴れ。生命活動をやめたくなる寒さ。

 昨晩は今朝までレポートを続けました。どういうことでしょう、寝てから1時間も経たない内に目覚ましが鳴るのです。軍曹と怖れる先生の単位を賭けた最後の授業があるので遅刻するわけにもいかず、仕方なく起きたのでした。
 最後の課題、解るのです。何を答えればいいのかは分かっているんです。ですが、どういうわけか僕の脳みそは決して文章を生み出してはくれないのでした。気を抜くと河原でパイナップルを洗っている僕がいました。制限時間もあるんだ! はやく格差社会と保守リベラルについて語らないと! と思っても、その2秒後にはパイナップルを洗いに旅立ってしまうのでした。このままでは半年の苦労が水泡と化す。それだけはあってはならないことです。こうなったら止むを得ません。最終手段です。僕は左手でシャーペンを右腕にリズミカルに突き刺し続けつつ右手で文章を書きました。眼球は破裂しそうで血の涙が溢れるし、腕は無数の刺し傷で腫れ上がり、そして課題はミミズが張っていました。いえ、今もそのままです。
 とにかく、もう眠らせてください。