晴れかもしれない

 ブラインドが壊れました。僕の部屋に差し込む太陽光線やら人の視線やらから守ってくれていた素敵なあいつがついに壊れてしまいました。おかげ様でブラインドは下がったまま上がりません。外を見るためにはゆうたろうごっこをしなければならないので非常に間抜けです。一日中ブラインドを閉めているので引きこもりになった気分です。
 一人、電気もつけずに薄暗い部屋の隅で体育座りをし続けました。特に生産的なことをするわけでもなく、ただただ働くことに恐怖していました。厳しい社会の荒波に飲まれて生きて行ける自信が僕には欠片もありません。簡単な作業すら、まともできない不器用さと、良く知った人間相手でも話しかけられない内気さと、学習能力の著しい欠如。そして頭蓋骨の歪さ。
 こんな社会不適合な人間が働ける場所などあるはずもないのでした。だから、この悩みは馬鹿な考え以外の何者でもないのです。
 腐っているな、と思います。