真面目に普通に、しているつもりなんですけどね

 変わってるね、と言われるたびに、どこが? と問い返しました。大抵、何となくとかそんな曖昧な理由なんですが、少なくとも人より優れているというニュアンスではないようです。いくら空気を読まないで生きている僕でも、それくらいのことは感じ取れます。
 僕としては普通にしているつもりでも、他人から見れば珍妙な行動ばかりをとっているらしく、
 ああもうどうせ変人なら自ら変人の道を歩もう、それはもう一歩一歩踏みしめながら。
 と決意したのが中学3年の秋頃だったと記憶していますから、あれからもう6年が過ぎたことになります。光陰矢のごとしとは良く言ったものです。いまではすっかりオタク系変人として大手を振るっています。15歳の僕が下した決断は正しかった。僕は今最高に楽しいですからね。
 それでも、オタク趣味を見せない相手に変わった人だね、と時々言われます。人見知りの僕が緊張せずに話せるようになったころに言われることが多いです。
 これは結構うろたえます。奇行をみせつけるほど親しくない相手に言われるのですから、それはもう存在自体が変ということに他なりません。え、もしかして存在の否定?! 恐ろしい想像がシナプスを駆け回ります。駆け回る頻度がかなり高いので、この回路かなり太くなっているはずです。
 それからはより変な人に見られるように粉骨砕身です。一度相手に変な人というイメージを植えつけてしまえばこちらのもの、以降は何をやっても「ほら、あいつ変人だから」で済ませて貰えるので便利なのです。僕が変なのは産まれ持った武器。活かさない手はありません。
 何を書こうと思ったのか書いているうちに忘れました。


 授業がひとつ休講だったのでお昼までゆっくりできました。ゆっくりしすぎて遅刻しかけたのはここだけの秘密です。授業中はずっとen-japanで就職活動だったので、まったく大学に何をしに行ったのか分かりません。実に有意義でした。
 帰りのあの時間、中央線は本数を増やすべきです。特に西国分寺に止まる電車。25分待ちとか、仮にも東京でどうなのよ……。いや、今日は待たずに駆け込み乗車できたけどさ。
 JR大先生、ご検討いただきたい。