それでも読むと言うのなら。

 どうして僕はこうなんでしょう。いつも気づかないうちに他人を傷つけて、悲しませて。配慮の無さと勘の悪さと、本当に自分が大嫌いです。僕が何か言ったり動いたりすれば必ず誰かに迷惑がかかります。そんな僕がこうして日記を書き続けているのは、それはもう全人類を滅亡に向かわせるほどに罪深いことだったのです。どうして僕はそんなことに今更気がついたのでしょうか。ずっと分かっていたはずなのに、どうしてこんなことをしてしまったんでしょう。もっと配慮や思慮があればこんなことにはならなかったのに。ごめんなさいごめんなさい。もうしませんごめんなさい。
 僕が生きているから誰かが傷つくんだから、僕なんて死ねばいいんです。僕がいなくなればすべて解決です。世界は歓喜に包まれること請け合いです。生きていてごめんなさい。死ねばいいって分かっているのに怖くて死ね無いんです。根性無しでごめんなさい。足がすくんで動けなくなってしまうんです。ごめんなさい。
 最近、僕以外の人が全ていなくなれば全部解決することに気がつきました。でもそんなことできません。
 僕がいなくなるか、僕だけになるか、それで解決する。なんて馬鹿な話でしょう。どちらも自分が中心になった考え方です。僕を中心に置かなければそんな極論にはならないんです。僕がいなくなったところで嬉しく思わず、何も変わらない人が大勢です。馬鹿みたいです。くだらないゴミがゴミ箱に入るか道端にあるかの差です。実に馬鹿馬鹿しい。
 でも、僕はどう転んでも僕なわけで、僕を中心に置く以外に生き方はありえないんです。ごめんんなさい。もうあなたの目の前に現れません。口にもしません。考えません。息も潜めます。一生涯関わりません。ごめんなさい。
 だからあなたも、もう二度と僕のことを考えないで下さい。目の前に現れないで下さい。口にしないで下さい。僕は高校時代に写真に極力写らないようにしてきましたが、万一残っていたら僕の所をマジックで塗りつぶしてください。もしくはタバコの火を押し付けてください。もしくは、スキャンして画像処理で僕を消してプリントしなおしてください。
 ごめんなさい。こんな僕でごめんなさい。関わりをもってしまってごめんなさい。迷惑かけてごめんなさい。ごめんなさい。


 などという冗談はこの程度にして、ほんと、思慮のある人間にはなりたいものです。↑にも書きましたが、自分が中心の世界を考えているから配慮に欠けた発言がでるわけで……。何かを喋る前に客観視する癖をつけたほうが良さそうです。まあ、それが出来れば苦労もしないし、こんなことを書いたりしないんですけどね。難しいものです。人は成長する生き物だと信じて、今後は注意します。
 まあ、毎回後悔して注意するよう肝にめいじてはいるんですが…はぁ。
 がんばります。