ロックの日です
研究室に行くと誰もいませんでした。
寂しいとも思いますが、動きやすいので一人は結構好きです。
別に孤独を愛するニヒルな男を気取っている訳ではありません。それはもう断じて違います。
人類が自分ひとりだったらどんなにか気楽かと真剣に考えることありますし。
まあ、碇さん家みたいなことになるつもりは毛頭ありませんけど。
僕は人も好きですから。
1時間後に1人着て、3時間後にもう1人。
気の置けない人が数人いる分には色々相談しながらやれるので助かります。
人類60億が皆して僕のアシストをしてくれればいいのにと真剣に考えることもあります。
君主気質な僕ですから、きっと人類の王として立派に君臨できることと思います。
問題は誰を正妻にするかです。
沢山の女性を相手にすると、お腹をぶっすり「中に誰もいませんよ?」となります。
これはもはや常識!
女性のことで頭を悩ませるのは現状でも一杯一杯なので、これ以上は考えられません。
人類の王になるのはとりあえず保留しておきます。
そして気がつけば沢山の人で溢れていました。
目上の人がいると室内の酸素濃度が下がったかのように錯覚をする僕はその場の雰囲気に耐えられませんでした。
気がつけばテーブルに突っ伏して気絶(←昼寝)してしまっていました。
人の多い研究室で場所をとる行為。なんとも非常識な行為です。
僕なんて死ねばいいのに、と目覚めたとき思ったのでそのまま帰りました。
実験のデータも脳味噌をカニ味噌と和えてほうれん草にかけてやりたくなる内容でした。
先生に報告するのがとても怖いので、なかったことにしようと思います。