目的は皆まで言わなくてもわかってるだろ? 秋葉原に行ってきましたよ〜
先日の大事件の影響も考えでもなかったけれど、秋葉原に行ってきました。
電気街万歳ですから。
楽しい秋葉の街を行脚する理由はただ一つ、Willを見つけることです。
冗談です。
僕らはただ電気街が大好きなだけです。
相も変わらずオタクが練り歩き、外国人が行き交い、メイドさんがビラを配る。
異世界だと言われても納得できしてしまう、あの空間が好きなのです。
まさしく文化だなーと思います。
色々まわって、僕の娘である沙都子のしおりが特典についてくるというとらのあなで、全国どこでも買える漫画を購入しました。
折角だから、こっちの本も買ってレナのしおりも貰おう。なんだかお得気分だ。
と意気込んでレジに漫画を叩き付けてやりました。
なんだか妙にリズミカルにレジ打ち、包装してくれる面白い店員のお兄さんでした。
こちら特典のしおりでーす。封入させていただきまーす。
リズミカルな説明と澱みの無い手際と包装。
あ、あれ、ちょっとまってください。
今ちらりと見せてくれたの、レナと魅音詩音じゃないですか?!
沙都子が欲しいんですけど、ってああ、まっ!
会計終了。
どうやらしおりは店員が勝手に入れてしまう模様。
く、オタクを舐めるなよ。
嫁や娘のためならば、?にだって喧嘩を売る覚悟よ。
もう一冊、ひぐらし関連の本を手にレジに凸。
はい、こちら特典になりまーす。
待った!
指をつきつけ、胸を張り、腹の底から大きな声で、待ったをかける僕。
僕が欲しいのは沙都子だ、その魅音詩音はさっきもらったからいらないぜ。
感情的にならず、敵対意識を感じさせず、相手に不快感を与えない大人の態度で自分の意志を伝える僕格好いい。
あ、はい、こちらランダムでお配りしておりますー。
リズミカルな包装、レジ打ち。
会計終了。
..._Orz
なるほど、なるほどね。そういう態度をとりますか。
メラメラと対抗意識が燃え出しました。僕のなかにこんなに熱いものがあったとは知りませんでしたよ。
ここで冷静に状況を分析。相手の出方はだいたい掴んだがまだ情報も足りない。
特典を貰える漫画は全部で5冊、特典も5つ。
常識に考えれば、5冊買えば5つ揃うようにもらえるはず。
5冊買っている客が店員からもらっている特典もなるほどやはり5種類コンプしている。
先ほどあっさりとダブったものをくれた状況から考えるに、どこかで歯車を狂わせると5種類の順番が崩れ5種コンプで渡すことができなくなるのだろう。
つまり、ランダムといいつつも5枚のしおりは順番に配置されていて間違いない。
問題は、その順番を把握できるか。
そして沙都子のでてくるタイミングに飛び込めるか。
すでに3冊購入しているので、残りは2冊。
同じ本を買う趣味もお金もないので、この2冊で決めなくてはならない…!
慎重にしおりの順番を見極める。
むぅ、5冊買う客が多くて順番は単純にサイクルしていることはわかったが、肝心の沙都子がでてくるタイミングがない。
ねばること30分。レジの横に商品を見るフリをして張り付き続ける。
そして……!
見事ゲットぉぉぉぉ!!!
無事沙都子をもらうことができました。
いやー良かった良かった。
目的を果たした僕達は帰路についたのでした。