世界の終わりがあるのだから
子供の時に比べて、時間の流れ方がゆっくりになったような気がします。
本当に小さかったころは、この世に終わりがあることなんて想像もつかなくて、無限の未来に向かってただはしゃいでいました。
それはみなさん同じじゃないでしょうか。
そして、成長するうちに、人生に終わりがあることを知りました。
世界は有限であること、未来には終局があることを知りました。
限りあるからこそ美しいのだ。とは、誰が言ったんでしたっけ。
無限の未来なんかなくって、僕という存在も人間という種族も世界も、いつかは終わってしまう。
不思議なのは、そう知ってからゆっくりすることを覚えたことです。
小さい頃は絶えず動き回っていたような気がしますが、最近はまったりのんびり、ただ時間が流れるのを楽しめるような生き方が出来るようになりました。
えらく矛盾していると思いませんか?
無限の世界で走り回って、人生が時限装置式であることを知った今、ゆっくりすることを覚えている。
生きるっていうのは、受け入れることなのかもしれません。
有限な時間だからこそ、余裕をもつことに意義があるようのだと僕には思えます。
研究発表とかまじ勘弁してください。
公開処刑まで、後2ヶ月。