たるんたるん

 昨日がんばって張り替えた障子がちょっと雨に濡れてたるんでしまっていました。
 こんなにショックを受けるとは、あの時の僕には想像もつかないことでした。
 霧吹きで濡らすとパリッとすると言いますけど、あれ嘘なんじゃないですかね。
 憂鬱な気分で黄昏ていたら大学から届いていた成績表を開封しようという気分になりました。


 履修単位数4


 修得単位数4


 いえす!


 無事に単位を取れていたようです。落としたかもしれないと思っていたソフトウェア創作もSランクで余裕の合格でした。
 まさか、このタイミングで僕の秘めたる能力が開花してしまうとは、あの時の僕には創造もつかないことでした。
 やるときにしかやらない男、小石。
 普段はただのマイペースさんですが、いざというときにはきっちり仕事をこなしてしまうナイスガイってことです。
 自分のことながら照れます。
 僕は自分を褒めることができる逸材なのです。
 今晩はいい夢が見られそうです。
 それでは。