アルコールに殺されたかけました

 数日日記を休んでしまいました。
 事情があったのです。


 木曜の夜に上司から飲みに誘われ、きょうせいあるこーるせっしゅという、洗礼を受けてきました。
 これ以上飲めないと、僕は断ったのです。
 断ったのですが、いつだってロールプレイングゲームでは、魔王から逃げることができないのです。
 命からがら家にたどり着いた時には夜中の1時。


 翌朝から死の恐怖と隣り合わせでした。
 明らかにアルコールを分解できていない身体に鞭打って会社へ。
 猛烈な吐き気が僕を苛みます。
 水を飲んで血中アルコール濃度を下げようにも、飲んだ先から出てきます。
 僕はクラゲか? イソギンチャクか? 
 ってくらいに、口がまるっきり排泄器官のようでした。
 座席とトイレを往復すること数十回。
 最後は手のしびれと、意識の混濁でもう何してるのか分かりませんでした。
 月曜日に謝らないと……。


 極度の脱水症状とアルコール中毒というやつです。
 とにかくとにかく、水分を取らないと死んでしまうと、身体の震えと手のしびれを抑え込みながらコンビニでキャベジンを摂取。
 店員は後に語りました。
 何言ってるのか分からなかったが、キャベジンを求めていることは何故か分かった、と。
 命の危機に陥ったとき、人はすごい力を発揮できるのかもしれません。


 なんとかキャベジンが利いてくれたようで、水ならかろうじて飲める、という状況に。
 コップに1杯、それだけが限界で眠りにつきました。
 このまま、起きないかもしれないなーとか、リアルに思いながら。


 今こうして、生きて日記を書けていることに、僕は奇跡を感じます。
 良かった、産まれてきて本当によかった。
 まだちょっと気持ち悪いんだけれども、僕は元気です。


 もう二度と、アルコールなんて摂取しねえ。
 誓うね。