なぜだか幸せ

 今日は授業をさぼってチキンズメンバーの誕生日プレゼントを買いに行った。贈り物はいい。そこに心があるからだ。どれにしようか迷う時、これは喜んでくれるだろうか、こういうのは趣味じゃないかな?とか、常に相手のことを考えているのだ。それはとっても素敵なことだと思う。
 しかし、そう思っているのに自分の趣味であるアニメゲーム漫画の方向に歩いてしまったり、首を括るのに具合の良さそうなロープの前で立ち止まってしまったり、頚動脈を掻き切るのに丁度良いカッターを手にしたりしてしまっていた。僕は無意識に行動する自分に驚いた。
 これはいけないと思い、それらは自分の懐に忍ばせておいた。いつか使おうと思った。


 そういうわけで、武器補給隊長、天さん、芋っ子、と3人分の物を買った。喜んでくれると嬉しい。ちなみにどれが誰のかを言わずに渡すつもりである。彼らなら、僕が誰に向けて買ったものかを一発で見抜いてくれるはずである。僕は仲間を信じることのできる素晴らしい人間なのであった。



 すいません。セクシャルさんの分を買うのを忘れました。