ほんとにほんとにありがとう!!

 いつもどおりの朝がきて、僕はいつの間にか20歳になっていました。自覚もなにもあったものではありません。本当にすべてがいつもどおりでした。やもすると自分の誕生日であることを忘れてしまいそうな朝でした。ところが実際には、ことあるごとに「今日誕生日なんだぜ〜」とか言っていました。節操がありません。本当に二十歳になったのかと疑いたくなるような子供っぷりでした。我ながら少年の心を忘れていないことが誇らしかったです。
 今日の夕食は、TAKA氏の粋な計らいにより高校時代部活以外でできた唯二の友人の一人I君とお祝いしてくれると聞いていたので、非常に楽しみにしていました。一人きりで教室の隅に蹲っていた僕を救ってくれたI君のことを心から愛しているので、会えるのが嬉しくて堪らなかったのでした。
 彼らの都合で午後6時に集合とのことだったので、空き時間を利用して相方とミーティングをしました。旅行の行き先を決めようと考えていたのですが、会議室を探す段階ですでに難航。話し合いもグダグダで航海は酷く危険なものでした。もし同席していたS水君がいなければ、そのまま船は沈んでいたことでしょう。僕らの夏旅行は彼によって救われたのです。感謝。
 そういえば、相方の左手薬指には光るものがありました。会議とはいえ、あまり無闇に誘ってはいけないと思いました。僕は紳士ですから。
 なんとか会議を終え、待ち合わせの場所に行くと見慣れた顔が…。
 チキンズメンバー(+1)がいる?!
 嬉しいBig Surprise!!僕の誕生日を祝うため、皆は都合を合わせて遠路遥々集まってくれたのでした。本当に驚いたし、本当に嬉しかった。
 そのまま、もんじゃ屋に移動し楽しいディナーになりました。そこで沢山のプレゼントを頂き、僕は最高に幸せです。

皆!本当にありがとう!!

 卒業しても、こうして祝い祝われる関係はとても素敵だと思のです。彼らと出会えたことに最大級の感謝をしています。そして、一生この関係が続いていけば良いと切に望みます。