やや薄曇りな気もしましたが、天井のステンドグラスがまったく光の芸術を奏でないのは、ただ単に汚れていたからなので晴れ

 1時限のサイキッカー授業を米神あたりの血管をぴくぴく言わせながら受けていたら、体力の限界が訪れてしまい2時限目はワンダーランドにと堕ちてしまいました。情けなさで涙がでます。サイキッカーは寝ても構わない授業内容ですが、2時限目は実生活に関わる大切なお話だっただけに、無念さも倍増です。
 体力の回復を計ろうとソースカツ丼(チキン)を学食にて頂戴する。“ソースカツ丼”――猛毒に打ち勝つことで己の中に隠れ持っているパワーを 全て引き出すことの出来る素晴らしいカツ丼。そんな超神水にも似た学食の人気メニューは、僕の友人の勇者達を幾人もダークサイドに叩き落としてきた悪魔です。ですが、それでも、今日の僕を復活させるには一か八かのコレに、挑むしかないのでした。
 3時限目は程よく眠りました。やっぱり僕のような虚弱君には土台無理な話だったのです。それはもう、胃が持たれて持たれて駄目でした。もし、電車の座席で僕の胃が隣座っていたなら、間違いなく肩をかちあげて「持たれてくるなよ」と激怒するところでしょう。生憎と胃袋の奴は体内にいるので席を離れることができず、嫌な気分のままでした。