晴れ一時豪雨後晴れ

 火曜日はハードだ。
 16:40 4限の授業が終わった瞬間に、八王子のとある山の頂に聳え立つ謎の建造物(僕の態度と同じくらい無駄に巨大)4階の窓から飛び降り、限りなく駆け足に近い速歩きでバスに乗り込み、急げばぎりぎり間に合う電車に駆け込んだら、走れば乗れる電車に乗り継いで、階段前さえキープしておけば割と楽に間に合う電車に乗り、改札から全速力で駐輪場に向かい、相棒に跨り、信号につかまりさえしなければ、何とか遅刻しないで済むバイトに行かなければならないからである。
 今日は一つ目の電車が、駆け込み乗車の大馬鹿野郎のせいで発車が遅れ、二つ目の電車に間に合わなかった。久しぶりにバイトに遅刻するという愚行を侵す。自らの不甲斐無さに涙した。


 そういえば、お昼ごろは凄い雨だった。気分が沈んでいるのかもしれない誰かを、僕は励ましたかった。でもそれは出来ないことだったので、人類の生み出した最高傑作『ドクターペッパー』を飲んだ。僕は知らなかった。こいつは癖になる味である。飲まず嫌いでいた自分を激しく後悔。