ピアノを弾こうと思ったら部屋の隅に埃が息巻いていました。
コンビニ前でたむろするヤンキーもどき並み軽そうな物腰で、僕を挑発しているのです。
この小石、決して気の短い方ではありません。
むしろ長いほうです。
ですが、社会のゴミに対して実力を行使することには何ら躊躇いを持ちません。
はたきに掃除機、そしてダスキン。
我が住環境を侵食する輩は根絶してやりました。
しかし奴らも爪痕を残していきました。
隙をつき肺へと侵入していた埃によって、僕の体調はドルのように下落してしまったのです。
来春、家をでることになったら掃除はもっと小まめにやろうと思います。