まねー
なんか懐かしい話を思い出した。
堅実で貯金が趣味で、しっかりものの兄さんは通帳に500万もの貯金があった。
怠惰で呑み助なぐうたら弟は貯金なんてなくて、あるのは部屋に転がった空き瓶だけ。
さて、とある日。所持金が多かったのはどっち?
第一次世界大戦からおよそ5年後、ドイツで異常なインフレが起こった時のことを皮肉った小話なんだとか。
物価が跳ね上がって、空き瓶ひとつで、うん億という価値がついたり、パン一つ買うのに、トラック一杯の札束が必要だったり。
子供が砂場で、お札を使った積み木遊びをしている写真は妙に笑えます。
到底、考えられないような事態ですが、実際にあった話。
僕らの現実も、いつ崩壊するか分からない、非常に儚いものであることがうかがえます。
日々の積み重ねや、常識がひっくり返る恐怖。
うん、考えるだけ無駄です。
冒頭の小話を初めて聴いたのが中学の授業でした。
クラスメイトの馬鹿どもは、ぐうたらな弟大勝利(笑)とか言ってました。
お前ら馬鹿だろ(笑)
空き瓶の価値は、通貨に対して確かに跳ね上がったかもしれないけれど、空き瓶は空き瓶だぞ。
空き瓶を売って手に入れた大金でも、パン一つ買えません。残念でした。
って話でした。
あー 天変地異が起こっても本質の価値は変わらないってことですよねー。
奇跡に期待するのは無意味ということでしょうか。
凹みます。
アイレディが終わるとかほんと凹みます。
ラジオ聴きながら日記書くんじゃなかったOrz